トラウマとは何なのか
トラウマとは、苦痛によって狂わされた思考回路のこと。一義流気功では、苦痛のことを心の毒と呼んでいます。
トラウマを持った人が、日常生活で外からトラウマの刺激があると、怒り、恐怖、悲しみ、嘆き、落ち込みなどの感情が暴れだします。
私達の理性は、そんな乱れた心を制御しようとしますが、苦痛があまりに強い場合、理性は、トラウマに対して優位性を保てなくなり、苦痛を感じる感度を下げて「麻痺」(ぼやかす)させます。
トラウマは、麻痺していると思ってください。麻痺は、それ以上ダメージを負わないようにする防御作用なんです。
しかし、この麻痺。エネルギーを消耗します。そのため、知性や集中力が犠牲になることもあります。日常生活、特に仕事など、目の前のことに集中できないのは、この麻痺が邪魔をしている可能性があり、その場合、仕事のパフォーマンスが低下します。
だからと言って、理性を強めて、トラウマをねじ伏せる行為は、一見克服してるように見えても解放しているわけではありません。
この麻痺の度合いが強ければ強いほど、理性が正常に働かず、感情もおかしくなります。
- 小学校の頃のいじめが原因で、対人関係全般が苦手になる。
- 自宅が火事にあい、ガスコンロの火が怖くてお料理ができない。
- 小さい頃に池に落ち、高いところが怖くなる
などの現象が起きてくるのです。

トラウマの解放による心の癒し
トラウマを解放した後は、小さい頃からの出来事が思い出されることが多いです。^^
これは、その時、感じきれなかった感情を吐き出すための必要な作業。
私は、池に自分が落ちたことを忘れていました。死の恐怖のトラウマの解放をした時、そー言えば、そんなことがあったと思い出したのです。
この他にも、親から怒られたこと、親を悲しませたこと、他人のせいにして生きてきたこと、他人の怒りに振り回されてきたことなど、出てきた気づきを自分でひとつひとつ頭で理解することによって、心が癒されていきます。
それが、癒しになっていきます。
トラウマの種類について
トラウマは、主に、恐怖、絶望、失意、怠惰に分かれます。
・恐怖は、まだ見ぬ未来の可能性への思い。
・絶望は、今ある現実。あるいは未来であっても、その人の主観で確定されたも同然のもの。
・失意は、他人に対してどのように認識したか。
・怠惰は、活動が必要だと理解しても、妨げる思いが強い。
明確に記憶にある出来事であれば、それをターゲットとしてトラウマの解放を行いますが、明確でないものについては、気功カウンセリングを行いターゲットを絞っていきます。
トラウマは、ひとつとは限りません。多くの方は、複数もっています。
トラウマをスムーズに手放すためには、「活動の怠惰」から解放していくと手放しやすくなります。
トラウマが解消されると
- 今、持っているものを当たり前だと思わなくなる
- 他人への感謝の気持ちが強くなる
- 人との絆が強くなり、またそれを重要だと認識する
- 他人の苦しみに寄り添うようになる
- 前向きに生きようとする意思が強くなる
人間性に深みと温かみが増して、前向きな姿勢になり、素直に欲求も出てきます。
欲求は、人生をより豊かにする原動力になります。
恐怖
恐怖 | トラウマの解説 |
死の恐怖 | 自身の死の危機に直面した出来事だけでなく、他人の死も含む。 テレビやネットからの情報でも、このトラウマは形成される可能性がある。 |
飢えと渇きの恐怖 | 生命活動の根幹である、食べ物と水。 それが得られなくなる恐怖。 |
孤独・孤立の恐怖 | 幼少期に受けた育児放棄の経験など。 家族間・友人間・その他の人間関係、全てで起こり得る。 |
裏切りの恐怖 | 味方が敵にまわる、約束が破られる、などが対象。 |
肉体的苦痛の恐怖 | 痛み、熱さ、冷たさ、かゆみ、乾き、ダルさ、悪寒、気持ち悪さ、 めまいなど、肉体的苦痛全般の恐怖 |
絶望
絶望 | トラウマの解説 |
敗北の絶望 | 喧嘩、スポーツなど明確な勝敗の条件があるものの他、 打ち負かされる、格差を感じるといった体験。 |
無力の絶望 | 成したいことの前での無力、成すべきことの前での無力を自覚した経験。 |
取れる方法のない 絶望 |
成したい欲求、願望の前に、取れる方法がないと認識した経験。 |
劣等の絶望 | 明確な比較対象があっての劣っているという認識の他、 漠然とした劣等感を含む。 |
失う絶望 | 自分が持っている何かを失う経験。 金銭や物の他にも、人間、ペット、ステータスなど、無くした時に「失う」と感じるもの全てが対象。 死別の他に、絶交や仲違いなどの関係性を含む。 |
他人の怒りに 圧倒された絶望 |
他人の怒りの対象となり、圧倒されて絶望まで追い込まれた経験。 あるいは、自分が対象でない怒りを前にして、同じように追い込まれた経験も含む。 |
誰にも信じて もらえない絶望 |
自分を悪人と断じられた、疑われた時、誰にも信じてもらえなかった経験。 |
落ちた絶望 | これは落差による衝撃全般。 学校の成績、投資している株、生活水準、社会的地位、 急下降の衝撃によって生み出されたもの。 |
嫌われた絶望 | 他者から嫌われた経験。その相手に対し、 自分の側の好き嫌いなどの感情は条件ではない。 |
適性がないと 悟った絶望 |
こうなろうと思った方向性に、適正がないと悟った経験。 |
不可能と悟った絶望 | 自身が成したい欲求の他に、望む未来の現実も対象。 その可能性が0だと悟った時の経験。 |
失意
失意 | トラウマの解説 |
期待への失意 | 期待には段階がある。 見込みが100%に近いものが叶わなければ、既に持っているものを失う感覚になる。 |
可能性が減少した失意 | 見込んでいた可能性が減少した時に起こった失意の経験。 |
他人の冷たさへの失意 | 自分が他人に冷たくされた、あるいは他人の冷たさを見た時に起こった失意の経験。 |
他人の消極性への失意 |
積極的でありさえすれば解決する、改善する、前進するものを前にして、当事者が消極的であるケース。 解決、改善、前進が成されないことへの失意。 |
他人の必要最低限にしか やろうとしない 精神性の失意 |
消極的の失意と似ているが、行う者の精神性が違う。 消極的には、無知、価値観、恐怖心など、多くの背景がある。 この必要最低限にしかやろうとしない精神性んは、現状維持で良いとする思いがある。 |
他人の失敗を恐れ過ぎる 精神性の失意 |
何かにチャレンジすれば、成功か失敗か、結果が出る。 失敗を恐れ過ぎて、チャレンジできない精神性では、成功のチャンスもない。 解決、改善、前進への機会すら設けられないことへの失意。 |
他人の諦めの早い 精神性の失意 |
まだ成功する可能性が残されているのに、諦める。 そこにまだ成功の道があるにも関わらず、自ら閉ざして可能性を0にする。 解決、改善、前進への早すぎる放棄に対する失意。 |
他人の無能さへの失意 |
他人の無能さ、失敗、発展のなさへの失意。 |
自分が特別ではないと 悟った失意 |
子供の頃、多くの人が自分が特別な存在だと認識していた。 当たり前のことであっても、成長を称賛されてきたから。 集団の中に入ると、それらが特別ではない、当たり前のことだと悟る。 自分が特別ではないと悟った時、トラウマになるレベルで衝撃を受けるケースがある。 |
他人から差を 見せつけられた失意 |
優れた他人に差を見せつけられ、自分が劣っていると認識した失意。 |
自分の優先順位が低いと 認識した失意 |
家族、先生、友達、塾、習い事など、自分が重要な存在ではなく、 優先順位が低いとして認識した失意。 |
怠惰
怠惰 | トラウマの解説 |
活動の怠惰 | やらなければいけない、やるべきだ、 そこに活動の必要性があるのに、怠惰な心が邪魔をする。 そこにある嫌だという感情は、トラウマになる程に強くなるケースがある。 |
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トラウマの解放は、トラウマのコースか気功カウンセリングでお受けできます。