私を生きてみる♡愛知・名古屋 望月ひろこ 女性のうつ・パニック女性専用サロン
2023-11-21

トラウマの解放

トラウマとは何なのか

トラウマとは、苦痛によって狂わされた思考回路のこと。一義流気功では、苦痛のことを心の毒と呼んでいます。

トラウマを持った人が、日常生活で外からトラウマの刺激があると、怒り、恐怖、悲しみ、嘆き、落ち込みなどの感情が暴れだします。

私達の理性は、そんな乱れた心を制御しようとしますが、苦痛があまりに強い場合、理性は、トラウマに対して優位性を保てなくなり、苦痛を感じる感度を下げて「麻痺」(ぼやかす)させます。

トラウマは、麻痺していると思ってください。麻痺は、それ以上ダメージを負わないようにする防御作用なんです。

しかし、この麻痺。エネルギーを消耗します。そのため、知性や集中力が犠牲になることもあります。日常生活、特に仕事など、目の前のことに集中できないのは、この麻痺が邪魔をしている可能性があり、その場合、仕事のパフォーマンスが低下します。

だからと言って、理性を強めて、トラウマをねじ伏せる行為は、一見克服してるように見えても解放しているわけではありません。

この麻痺の度合いが強ければ強いほど、理性が正常に働かず、感情もおかしくなります。

  • 小学校の頃のいじめが原因で、対人関係全般が苦手になる。
  • 自宅が火事にあい、ガスコンロの火が怖くてお料理ができない。
  • 小さい頃に池に落ち、高いところが怖くなる

などの現象が起きてくるのです。

トラウマの解放による心の癒し

トラウマを解放した後は、小さい頃からの出来事が思い出されることが多いです。^^
これは、その時、感じきれなかった感情を吐き出すための必要な作業。

私は、池に自分が落ちたことを忘れていました。死の恐怖のトラウマの解放をした時、そー言えば、そんなことがあったと思い出したのです。

この他にも、親から怒られたこと、親を悲しませたこと、他人のせいにして生きてきたこと、他人の怒りに振り回されてきたことなど、出てきた気づきを自分でひとつひとつ頭で理解することによって、心が癒されていきます。

それが、癒しになっていきます。

トラウマの種類について

トラウマは、主に、恐怖、絶望、失意、怠惰に分かれます。

・恐怖は、まだ見ぬ未来の可能性への思い。
・絶望は、今ある現実。あるいは未来であっても、その人の主観で確定されたも同然のもの。
・失意は、他人に対してどのように認識したか。
・怠惰は、活動が必要だと理解しても、妨げる思いが強い。

明確に記憶にある出来事であれば、それをターゲットとしてトラウマの解放を行いますが、明確でないものについては、気功カウンセリングを行いターゲットを絞っていきます。

トラウマは、ひとつとは限りません。多くの方は、複数もっています。
トラウマをスムーズに手放すためには、「活動の怠惰」から解放していくと手放しやすくなります。

トラウマが解消されると

  • 今、持っているものを当たり前だと思わなくなる
  • 他人への感謝の気持ちが強くなる
  • 人との絆が強くなり、またそれを重要だと認識する
  • 他人の苦しみに寄り添うようになる
  • 前向きに生きようとする意思が強くなる

人間性に深みと温かみが増して、前向きな姿勢になり、素直に欲求も出てきます。
欲求は、人生をより豊かにする原動力になります。

恐怖

恐怖 トラウマの解説
死の恐怖 自身の死の危機に直面した出来事だけでなく、他人の死も含む。
テレビやネットからの情報でも、このトラウマは形成される可能性がある。
飢えと渇きの恐怖 生命活動の根幹である、食べ物と水。
それが得られなくなる恐怖。
孤独・孤立の恐怖 幼少期に受けた育児放棄の経験など。
家族間・友人間・その他の人間関係、全てで起こり得る。
裏切りの恐怖 味方が敵にまわる、約束が破られる、などが対象。
肉体的苦痛の恐怖 痛み、熱さ、冷たさ、かゆみ、乾き、ダルさ、悪寒、気持ち悪さ、
めまいなど、肉体的苦痛全般の恐怖

絶望

絶望 トラウマの解説
敗北の絶望 喧嘩、スポーツなど明確な勝敗の条件があるものの他、
打ち負かされる、格差を感じるといった体験。
無力の絶望 成したいことの前での無力、成すべきことの前での無力を自覚した経験。
取れる方法のない
絶望
成したい欲求、願望の前に、取れる方法がないと認識した経験。
劣等の絶望 明確な比較対象があっての劣っているという認識の他、
漠然とした劣等感を含む。
失う絶望 自分が持っている何かを失う経験。
金銭や物の他にも、人間、ペット、ステータスなど、無くした時に「失う」と感じるもの全てが対象。
死別の他に、絶交や仲違いなどの関係性を含む。
他人の怒りに
圧倒された絶望
他人の怒りの対象となり、圧倒されて絶望まで追い込まれた経験。
あるいは、自分が対象でない怒りを前にして、同じように追い込まれた経験も含む。
誰にも信じて
もらえない絶望
自分を悪人と断じられた、疑われた時、誰にも信じてもらえなかった経験。
落ちた絶望 これは落差による衝撃全般。
学校の成績、投資している株、生活水準、社会的地位、
急下降の衝撃によって生み出されたもの。
嫌われた絶望 他者から嫌われた経験。その相手に対し、
自分の側の好き嫌いなどの感情は条件ではない。
適性がないと
悟った絶望
こうなろうと思った方向性に、適正がないと悟った経験。
不可能と悟った絶望 自身が成したい欲求の他に、望む未来の現実も対象。
その可能性が0だと悟った時の経験。

失意

失意 トラウマの解説
期待への失意 期待には段階がある。
見込みが100%に近いものが叶わなければ、既に持っているものを失う感覚になる。
可能性が減少した失意 見込んでいた可能性が減少した時に起こった失意の経験。
他人の冷たさへの失意 自分が他人に冷たくされた、あるいは他人の冷たさを見た時に起こった失意の経験。

他人の消極性への失意

積極的でありさえすれば解決する、改善する、前進するものを前にして、当事者が消極的であるケース。
解決、改善、前進が成されないことへの失意。
他人の必要最低限にしか
やろうとしない
精神性の失意
消極的の失意と似ているが、行う者の精神性が違う。
消極的には、無知、価値観、恐怖心など、多くの背景がある。
この必要最低限にしかやろうとしない精神性んは、現状維持で良いとする思いがある。
他人の失敗を恐れ過ぎる
精神性の失意
何かにチャレンジすれば、成功か失敗か、結果が出る。
失敗を恐れ過ぎて、チャレンジできない精神性では、成功のチャンスもない。
解決、改善、前進への機会すら設けられないことへの失意。
他人の諦めの早い
精神性の失意
まだ成功する可能性が残されているのに、諦める。
そこにまだ成功の道があるにも関わらず、自ら閉ざして可能性を0にする。
解決、改善、前進への早すぎる放棄に対する失意。
他人の無能さへの失意

他人の無能さ、失敗、発展のなさへの失意。

自分が特別ではないと
悟った失意
子供の頃、多くの人が自分が特別な存在だと認識していた。
当たり前のことであっても、成長を称賛されてきたから。
集団の中に入ると、それらが特別ではない、当たり前のことだと悟る。
自分が特別ではないと悟った時、トラウマになるレベルで衝撃を受けるケースがある。
他人から差を
見せつけられた失意
優れた他人に差を見せつけられ、自分が劣っていると認識した失意。
自分の優先順位が低いと
認識した失意
家族、先生、友達、塾、習い事など、自分が重要な存在ではなく、
優先順位が低いとして認識した失意。

怠惰

怠惰 トラウマの解説
活動の怠惰 やらなければいけない、やるべきだ、
そこに活動の必要性があるのに、怠惰な心が邪魔をする。
そこにある嫌だという感情は、トラウマになる程に強くなるケースがある。

詳細はこちらをご覧ください

トラウマの解放は、トラウマのコースか気功カウンセリングでお受けできます。

トラウマのコース

気功カウンセリング

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